丸暗記は記憶カテゴリーの一部???
社会的に大学卒であれば、一流企業に入れた(昔の話ていど)が、そもそも大学入試の難関をパスしなければ、そこに到達しない。そのカギが記憶力というとになる。
昨今、丸暗記テストばかりではなく、応用力テストも問われているようで、内容も変わってきている。
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成績優秀と評価されるには、問われた問題の正確さが点数となって、その人の順位が決められ良し悪しは別として、そのランク付けは、ほぼ死ぬまで付きまとう。
ま、例外もあって世界的な物理学者「アインシュタイン」、など学校の成績はそれほど評価されていなかったようだ。

では、そうした記憶力の差というのは社会で、どのような影響を与えているのだろうかと、
考えてみた。というのは、ある事象の話しを数人でしていると、それぞれが違った見方をしているので驚くことがある。

内容と世代別にもよるが、例えば「役場はとちらですか」という質問は、ほとんど間違いのない答えが返ってくるが、「役場の町長はだれですか」という質問になると、名前を記憶してない人や、違う町の住民だったりすると「知らない」という返事もある。
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その程度の記憶力で、世代性別が不揃いの数人が責任のない世間話しをしていると、曖昧な記憶、中途半端な知識で、会話が進行する場合が多い。
もともと知識とか、試験的内容ではないので、不正確であっても誰も点数はつけない。だからその会話の内容は「信頼に足る」事実とは違う、と認識しなくてはならないが、その発言している相手の顔が、「信頼に足る」人物であった場合、会話内容が不確かであっても、信用してしまう場合がある。後になってそれは話しと違う、と気付くことが多い。

極端な例で戦争の勝敗は相手の詳細で正確な情報を知ることで決まる。その反対で、敵の誤った情報で戦っても勝算は低い。その場合の原因として、記憶すべき正確な情報の量が決定的に少ないし、言い換えると多くの人間は、その程度の記憶力しかもっていない、と考えられないだろうか。
それを埋め合わせるためにパソコンやスマホや、デジタル端末があり、そこに能力を超えてしまった記憶素子を、インプットしておく。よくあることだが、それをどこに記録したのか、それを忘れてしまうのが人間である。

その観点で、一般的な社会問題(大げさでなく、あそこの誰々夫婦が別れた、という程度)を論戦しても、本当の実際をしらない者同士が語っているなら永遠にラチがあかない。
狭いコミュニティー(村)内で、そうした情緒的会話をしていると、いずれどこかに歪みが生じる。
その範囲をグローバル地球規模社会システムにシフトして換算し、それを当てはめてみると、何故戦争をしているのか、という理由が案外わかることがある。


人間の脳はいったいどれほど多くのことを憶えることができるのか?
2015年04月08日 01時05分20秒 gigazine.net/news
多くの人は「もっと記憶力が欲しい」という願いを持つことが多いのですが、世の中には通常では考えられないほど高い記憶力を持つ人々がいます。なぜ彼らは極めて高い記憶力を持つに至ったのか、また、そうでない人にも同じように高い記憶力は備わっているものなのか、イギリス・BBCがその現状を伝えています。

BBC - Future - What’s the most we can remember?

デジタルカメラに入れたメモリーカードは容量がフルになるとそれ以上は何も記録できなくなってしまいますが、人間の脳は少し様子が異なるようです。人間の脳はトレーニングにより記憶力を高めることが可能で、2005年に当時24歳だった中国の大学院生のLuさんは、6万7980桁にもおよぶ円周率の数字を暗記し、24時間かけて最初から暗唱して世界記録をうち立てることに成功しました。
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このような記録をはるかに上回る能力を持つのがサヴァン症候群の人たちです。サヴァン症候群は知的障がいや発達障がいが認められる人のうち、ごく特定の分野にのみ極めて優れた能力を発揮する人が持つ症状のことで、名前と日付から複雑な情景の詳細を思い出したり、1度見ただけの風景を後から極めて正確に書き写すことができるなど、超人的な能力を見せる人が存在しています。

そのメカニズムは謎のままの部分が多く残されており、多くは先天性の原因によるものとみられるサヴァン症候群ですが、まれにそれまでは普通だった人があることをきっかけにサヴァン症候群の症状を見せるようになるケースが存在しています。Orlando Serrellさんは10歳の時、左頭部に野球のボールが当たったことをきっかけにサヴァン症候群の症状を見せ始め、自動車のナンバープレートをいくらでも覚えたり、複雑なカレンダーの計算ができるようになりました。

人間の脳は1000億個もの神経細胞(ニューロン)で構成されているのですが、そのうち長期記憶に関する錐体細胞と呼ばれるニューロンはわずか10億個程度であると考えられています。アメリカ・ノースウェスタン大学のPaul Reber教授によると、仮にこの錐体細胞が1個あたり1つの情報しか記憶できないとすれば、我々の脳はすぐに容量が一杯になり、やがてニューロンを使い切るという状況に陥ることになるだろうと語っています。
現在の脳科学では、ニューロンからは樹状突起と呼ばれる木の枝のような突起物が伸びており、ニューロン同士はこの樹状突起を介して他のニューロンと情報を受け渡ししていると考えられています。そして、このニューロン同士が結びつく場所に、記憶の情報が保管されていると考えられているのです。それぞれのニューロンは複数のニューロンとのつながりを持ち、約1000個のニューロンが1つのニューロンネットワークを形成しています。

まるでクモの巣のような構造を持つこのニューロンネットワークの仕組みにより、人間の脳は大量の情報を記憶できるようになっています。Reber教授はその保管能力について「合理的な計算方法に基づくと、そのデータ容量は数ペタバイトにも及ぶでしょう」と語ります。1ペタバイトはMP3の楽曲を2000年間続けて再生できるだけの容量となるのですが、実際には人間の脳とコンピューターのメモリーチップを同列に比較するのはやや難があるといえます。Reber教授もその点はもちろん理解しており、そのうえで人間の脳には「とてつもなく広い記憶用のスペースがある」と語っています。
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それでは、人並み外れた記憶力を持つ人たちは、特別な脳を持っているのでしょうか。答えは「いいえ」です。約7万桁におよぶ円周率の世界記録を持つLuさんをはじめとする記憶の達人たちは多くの情報を記憶し、思い出すことをトレーニングし続けたことによって高い能力を身に付けた一般の人たちです。アメリカの記憶選手権「USA Memory Championship」で優勝したDellisさんは、「知能のアスリートになる前の記憶力は非常にひどかったが、練習がすべてを変えました。もしトレーニングを行えば、数週間もしないうちに普通の人では不可能なことができるでしょう。また、その能力を私たちは持っているのです」と語っています。数年前にDellisさんが最初に脳のトレーニングを始めた頃は、トランプ一組を覚えるのに20分かかりましたが、今では30秒以内に52枚を記憶することができるそうです。

他の記憶力チャンピオンと同じように、Dellisさんが用いている記憶法は長きにわたってその有効性が実証されてきた記憶術、「Memory Palace(記憶の宮殿)」です。これは自分がよく知っている家をイメージして、その空間の中に覚えようとするものを配置することで記憶を定着させるという方法です。円周率チャンピオンのLuさんも、同じような記憶術を使うことで、単なる数の羅列を意味のある物語に変換していきます。

意志の力さえあれば誰でも記憶力を高めることができるわけですが、それでは逆に、それほど厳しいトレーニングを積まずに超人的な能力を発揮することは可能なのでしょうか。オーストラリア・シドニー大学のAllen Snyder教授は、私たちの中には「内なるサヴァン」とも呼ぶべきものが備わっており、適切な技術があればこれを活性化させることが可能であることを示唆しています。Sydney教授によると、一般的に人間の知性は低いレベルの無数の「個」よりも高いレベルの「概念的思考」を行うようになっているとのこと。これは、例えば草原でライオンを見かけた時に、「たてがみ」や「鼻」といった部分に気を取られるのではなく、全体としての「ライオン」を認識することで危険を回避する能力といえるのですが、一方でサヴァン症候群の人たちは、細部の情報への「アクセス特権」を持ってはいるものの、ハンドル・ワイパー・ヘッドライトといった言葉から「自動車」という概念をつかむことができないとしています。

左頭部に野球ボールを受け、サヴァン症候群になったSerrellさんの事例を基に、Snyder教授は実験を行っています。実験には自閉症とサヴァン症候群による機能不全を持つ人が参加し、磁界を生成するキャップをつけてもらうことで、左前頭葉の神経活動を抑制させたところ、絵を描く能力やカードの枚数を数える能力が上がることがわかりました。ただし、記憶の検証のテストは比較的簡単なもので、今後はさらに改善が必要としています。科学者の中にはSnyder教授の実験結果に懐疑的な声も挙がっているのは事実ですが、今後における脳の仕組みの解明にはSnyder教授の基礎的な研究は欠かせないものと言えそうです。

現時点で判明している脳の限界を決める要因の一つは、脳に備わっている内因的なリミット機構にあるといえます。脳にはある種の「ボトルネック」があり、情報の流れを規制する機能が備わっていると考えられるのですが、その理由についてSnyder教授は「よくわからない」としながらも「おそらくそこには、情報処理の節約と何らかの関係があるのではないか」と語っています。

また、Reber教授は、人生における記憶のリミット機構は、ハードディスクのような「ストレージ容量」ではなく、「ダウンロード速度」にあると語っています。Reber教授はその様子を「これは、脳が記憶でいっぱいになる状態になるのではなく、外部から入ってくる情報のスピードが、脳から送り出されるスピードを上回っている状態なのです」と語っています。
(記事引用)
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