スティーブン・バノン3
トランプヤバい。
バノンはまずい。スーツを着たKKKが米国を乗っ取る恐怖。
ほとうどぐお lineblog2016/11/15 04:38
日本では政治のことを語ったり主張すると小馬鹿にした口調で上から目線で潰しに来る人が多い。陰謀論を信じてバカにされるのが怖いのもあるのかもしれない。ただしそうして黙ってて許されたのはある種平和だった時代。少なくとも自分の周りの人達には、アメリカで子供時代を育った体験を踏まえてこんなことを考えてる、ということを伝えたい。
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今回のトランプ当選は2001年の911テロのとき以来の危機感を自分は感じていて、彼の当選後、毎日脳と心臓がピリピリしている。911が起きたときの危機感を日本人として日本国内に例えて考えるなら、今日渋谷のハチ公交差点で真昼間に爆弾を巻いた人が100人同時に現れ一斉に爆発、テレビ中継される中スクランブル交差点で人が次々と1000人規模で死亡するような事件が起きているのを思い浮かべて見てほしい。映画の中で起こっているようにしか想像できないような感覚。映画だとフィクションで良かった、となるけど現実は違う。シンゴジラで感じたあの焦燥感、絶望感。それと並ぶくらい今回のトランプは怖い。しかもこっちは現実だ。

トランプ当選に関してはいろんな記事が出ていて、労働者階級白人の勝利だ投票率が少なかっただ差別主義者だどうせトランプは口だけでなにも実現しないだ彼の周りにはまともな閣僚がつくから大丈夫だビジネスマンだから交渉の仕方を知っているだヘイトが増えていてトランプを差別の正当化の理由にしているだ彼への対抗策には各種財団に月額で寄付して支えろだ朝起きて子供にこのことをどう伝えるべきかのマニュアルだこのままあと20行くらい書き続けられそうなくらい色々言われている。

トランプは本当にまずい。

こういうことが起きることを人生で想定していなかった。頭のいい人格者がある程度国や世界を運用してくれることを当たり前だと思っていた。平和ボケをしていた。経済に関する勉強をサボっていたことを、歴史の勉強をサボっていたことを、ウチとソト、上と下の思想、あらゆるなんとかイズムの詳細、歴史、現代の政治家やリーダー、それぞれの信条。池上さんの本レベルで政治に関心があるなんて語れないレベル。いまものすごく反省している。

今回トランプは選出された後、自分の息子、娘、義理の息子をいわゆる閣僚メンバーに加え、選挙キャンペーンを取り仕切ったスティーブンバノンを顧問に迎えた。ナチスと北朝鮮の例があり、比較されるのがわかっているにも関わらずこの人選をしているとするならばまさかのヒトラー、まさかのキムジョンナンに順調に一歩前進したことになる。それが本当に起きている。映画ではない。これが本当の恐怖だ。

しかし民主主義で選ばれているため、誰も逆らうことができない。それを認めるのが正しい、なぜなら我々が選んだのだから、と、頭はいいが逃げ場のない人はそういう言い訳で精神的安定を得ようとする。そして小馬鹿にして戦うことをしない。戦うのは野蛮人のすることだからだ。そしてそれが起きたとき余計まずい方向に行ってしまう。

「スティーブンバノン」

トランプリアルチルドレンはもちろん問題だがひとまず置いておこう。それよりもスティーブンバノンだ。

バノンはトランプの参謀のポジションになったことを知ったのが今回の投稿の本当のきっかけだ。気になった人は調べてほしいがバノンは簡潔に言えば実際にメディアと世論をコントロールする能力をもった本当に頭のいいオルタナ右翼(白人至上主義、反フェミニズム、反多文化主義、反ポリティカルコレクトネス、ようするにレイシスト人種差別者でミソジニスト女性蔑視者)だ。
残念ながら日本人の大半は今アメリカに住んだらレイシストでミソジニストになっちゃうんどけども。まぁそこは別のお話。ほぼすべての国民が移民で日本のように共通の文化認識を理解しあえないアメリカ(だから法律が大事だったりする)では一番人格を疑われる存在なわけで。その思想を束ねるメディアのトップがトランプの参謀になった。政策の方針をトランプにアドバイスする立場になった。

トランプは彼を選挙キャンペーンのCEOに選び、その功績から今回のポジションになった。しかし自分にはバノンが今回逆にトランプを利用しているように見えてしょうがない。過去にバノンが支援した政治家の経緯を見ていると、政治家側が落ち目になったときにすぐさま自社メディアでつぶし自分の地位は維持し続けているように見えるし、この形だとトランプも用済みになるときが来るのではと心配してしまう。

正直いうとトランプ自身は頭が良いと思う。会社経営経験者として、期待される結果にたどり着けるのならば変な衣装だって着るし舞台立ってプレゼンするし過激発言するし、キャラの使い分けだってする。喜んでピエロになる。テレビで何十年も生き残って出演し続ける人がバカなわけないでしょ?クイズ番組でおバカ回答をする人がどれだけ空気が読めて頭が良いか!逆にどれだけ収録時間外で丁寧に挨拶しているかを想像することもできる。

実はトランプは今回の大統領選は人生最大の悪ふざけでやっていたのではないだろうか。ただやるからには本気で勝てる作戦で取り組む。姿勢はビジネスと同じ。接戦をして落選するが何千万人のトランプファンたちにあらゆる面でビジネスができるようになる。当選すれば初挑戦、初体験する出来事が人生にさらに増えて楽しい。せっかくだから長期政権までやりきってみよう。勝っても負けてもトランプ個人の人生にはプラスの結果となる。共和党候補選出前でメディア露出していた時点で彼個人としては既に勝利していたのかもしれない。だから何をしてもためらいがなかった。それが自信と強さに見えてしまい、結果勝ってしまった。そうに違いない。そうなんじゃないかな。そうだといいなぁ。

話を戻そう。トランプは恐らくバノン側に利用されるリスクを理解した上で彼を選出している。今の層を維持し続ければ四年後も勝つことができるからだ。これがバノンの思想とマッチしてしまうのがまたまずい。四年後にトランプが再選されるには、アメリカという国では最低の人格部類に入る白人至上主義の差別主義者の女性蔑視者のポリティカルコレクトネスくそくらえな連中をひとつに束ねることがカギだ。アメリカという国を彼らの声がより大きくなり、彼らに反論する人々は所詮マイノリティであり自分らより劣っていてよそ者で偽善者であると堂々と言える場所に少しずつ変えていく。そちらのほうが正義となる環境を作る。マイノリティに投票しても無駄と思わせつつ、トランプ支持者らには前回のようにきちんと投票行かないとまたヒラリーのような人物にやられる、マイノリティに乗っ取られると焚きつける。そしてまた同じように都市部による反トランプ票は実らずスイングステートでトランプが勝つ。そしてその繰り返し。いつか女性やマイノリティは心折れる。そうなるとバノンの理想の世界だ。

これに対抗するには民主党側がこれまでのクリントンやオバマイメージのグローバル経済大国アメリカを諦めて、バーニーサンダースのような社会主義者でトランプの四年に失望している層を「今度はこっちがChangeかな?」と思わせて奪い返す以外に道はないように思える。ヒラリーがトランプに接戦で負けた州はことごとくヒラリーがサンダースに負けた州なのでここは明白。しかしそれをするともう昔のアメリカは帰ってこない。アメリカからアメリカン・ドリーム精神をなくすという判断を下せるのは誰なのか。トランプ政権四年の間に民主党はその方向に舵を切れるのか??

こんなことをウダウダ気にしている間にオルタナ右翼というそれっぽい言葉で覆われた「スーツを着たKKK」にアメリカ国民がめげずに対抗し続けてくれることを願う。

平和ボケしてファミコンクラシックミニで遊びたかったよ!!ちくしょー。

そんな勉強不足な私が今興味を持っている本はアドルフヒトラーの「我が闘争」です。ヒトラーの自伝ですがもちろんアホな私は読んだことありません。発禁本が再び発売されるようになったみたいですが、まずはこれを研究して選挙戦やトランプ発言においてどういうところに共通項があるか、どんな演説をしたか、その後人々が、周囲の政治家が、メディアがどのように変化したかを併せて勉強してしてみようかと思っています。もっと政治と歴史に詳しくなって頭良い人たちに叩かれるように頑張ろう。本当は「帰ってきたヒトラー」を読んでエンタテインメントとして楽しみたかったな....

自由の国アメリカはその国を本当に自由にするため、各個人の本心は違えど人種、肌、性別など本人の努力では変えられないものに関しては「公の場では言うべきでないこと」として唯一と言っていいほど共通認識ができていた。ギリギリのバランスだったが口や態度に出さないことで理想の姿がなんであるかは明確に示されていた。しかし今回それが崩壊した。自分の国の代表者や幹部がもっとも自分の理想から離れた人になったのが今回の大統領選だ。

Love trumps Hate. 平和ボケだったことを認めて今からでも勉強をはじめよう。
(記事引用)