まあ、その原因はいくつかあるだろうが、インターネットの普及がその最たる要因であることは異論を挟まないだろう。
ネット社会の出現によって、これまで普及していた諸メディアのコンテンツや機能が、ネットに奪われ、にっちもさっちもいかなくなっている。
もはや一般人は新聞を読もうという気も、雑誌を買おうとする気も、ラジオを聴こうとする気も、テレビを見ようとする気も、どんどんと失せている。これらに積極的にアクセスするのは、インターネットリテラシーの低い高齢者だけだ。
そこで、いわば「オールドメディア」は、苦し紛れに、こういった安定した視聴者、読者、リスナー層を確保し続けようと、コンテンツをどんどん高齢者向けにしていく。ただし、高齢者がいかに見続けてくれても、この世から真っ先に去って行く世代。
そして、この高齢者層でさえも次第にインターネットリテラシーをそれなりに上げていく。だから、こんな「悪あがき」をやっていってもオールドメディアはジリ貧であることに変わりはない。

(記事引用)