橋下市長が会見
「私人になるから自由。将来のことは何も約束しない」と含み
2015年12月8日 20時32分 産経新聞
18日の大阪市長任期満了での政治家引退を表明している橋下徹・大阪維新の会代表が8日、最後の定例会見を開いた。市議を激しく批判し“橋下節”を披露する一方、復帰を期待する大阪維新内部の声に応じるように「将来のことは何も約束しない」と言葉に含みを持たせた。

 橋下氏が取材に応じたのは知事・市長をともに制した大阪ダブル選の感想を語った11月26日以来。市長退任後の動向に関する質問が相次いだが、大阪維新内部に待望論がある国政進出については「国会議員なんてできない」と否定した。

 しかし大阪維新が当初は大阪都構想に含めていた堺市の市長選について問われると、「私人になるから自由。何も約束はしない」と含みを持たせる場面も。

 当面は本来の弁護士業に従事しつつ、大阪維新を母体とした国政政党「おおさか維新の会」の法律政策顧問として政治に関与していくことになりそうだ。

 今月18日に退任会見を開く予定だが、知事・市長を務めた8年間を振り返る質問も続出した。市政改革の手法などで対立してきた他会派を「市議は勉強不足」と批判する一方、「でも市議会と話し合う姿勢の吉村洋文新市長はそういうことは言っていないですよ」と記者団の笑いを誘った。

 ダブル選で掲げた都構想の新しい設計図づくりについて「新市長が議会と協議して微修正していく」と述べた。また府市の二重行政解消の方向性については「道筋は付けた」と語った。
(記事引用)
 
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